◆水洗い
今回は焙煎前に水洗いをしてみました。
生豆は原産国の泥やらがくっ付いたままなので、それも味を損ねる原因として挙げられるそうです。
米を研ぐような感覚でワッシワッシと揉み潰すように洗うと、チャフがかなり大量に出ました。と言うか、90%以上のチャフをこれで除去できるようです。
水洗い後は要らないタオルで拭いておきました。(結構タオル汚れますね)
◆焙煎
少なくとも私の場合、「水抜きをしっかりと」とか「水抜き無しでやってみる」とか言う考え方が根本的に間違ってると考えたほうが良いようです。
「豆を火で炙ってれば、勝手に水が抜けて、勝手に焙煎される」と言うのが基本にあって、色の変化やハゼが始まる時間を調節するイメージの方が上手くできるようです。
とりあえず「ここまで水抜き」「ここからは焙煎」と考えるのは止めてみました。
「火にかけてから1ハゼが始まるまでに10分強」になるように何度かトライ。
火との距離は最後まで一定に保つように心がけました。
こうなるとカセットコンロ&屋外と言うのは何気に難しい気がします。
カッセットコンロの火はガスコンロに比べて決定的に弱く、近づけすぎるとあっという間(5,6分)でハゼが始まり、遠ざけすぎると中々(17,8分経っても)始まりません。
加えて屋外だと風もあるので偶然の要素が強くなり「この高さ」と言うのが中々見つかりません。
今日は焙煎には理想的な天気で風は微風でしたが、それでも影響は少なくありませんでした。
次回への課題はカセットコンロの周囲に置く風防と言ったところでしょうか。
安定して焙煎するためには必須だと感じました。
◆冷却
今回からは扇風機を導入。小型ですが強力な奴を。
今までは手網ぶんぶんで冷ました気になっていたのですが、表面が冷めても相手は活性炭、内部ではくすぶっていて、じわじわと炭化が進んでいた模様です。
今回は終わったら面倒がらずにザルに開けて扇風機MAXでがっちりと冷やしました。
◆まとめ
とりあえずブラジル200グラム、マンデリンを200グラム、4回トライして、後にやったマンデリン2回くらいで概ねのコツが掴めて来た気がします。
最初の水洗いは絶対にやった方が良いです。
例の甘ったるい臭いですが、大半はチャフが燃えた際の煙によるもののようです。
今回、水洗いしたことによりコンロの周りに飛散するチャフの量が劇的に減り(と言うか、殆どなくなりました)、これに伴い硫化水素臭もかなり軽減された気がします。
恐らくあの臭いが「油を伴った煙」と言う形で服や髪に付着した結果、臭いが「こびりつく」事になっていたのだと思います。
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