初心者練習日でしたが、風が強いので人は多くはありませんでした。
「せっかくだから50m射ってみようよー」という指導員の方の強い勧めで挑戦してみたのですが、思ったよりも当たりました。
以前のエントリで書いた「50mで練習したら少しはハードルが下がるかも……」というのは、あながち間違いではないのかも知れません。
何よりも、50m飛ばすと気持ちいいですね。射ってから矢が刺さるまでに随分と時間がかかるので、自分の矢の軌跡を目で追うことができます。
50mでは合計36射ほど射ち、3本ほどは10点に入ったのですが、50m離れたところから直径8cmの円に当てたというのが、なんだか冗談みたいに思えます。
同時に、色々と課題が見えて来ました。
デジタルのスケーラー(ポンド秤)で測ったところ実測35ポンドを超えていたのでそのつもりでしたが、指導員の方が見る限りでは「それ多分33ポンドくらいしか出てないよ」だそうです。
確かに、手持ちのアナログのスケーラーではずばり33ポンドでした。
デジタルのほうがより正確だというのでそちらを目安にしていたのですが、どうやら引き尺が通常より長いと、デジタルでは強めに出てしまう傾向があるようです。私の引き尺ではアナログを使ったほうが正確に測れるのかも知れません。
何よりも、指導員の方が客観的に見たところ、矢の速度が決定的に遅いそうです。
確かに今のポンド数ではサイトの幅が足りず、的のやや上を狙う必要があります。
(より遠くに飛ばすためにはサイトを下げる(=矢の射出角度を上げる)のですが、今の弓では限界までサイトを下げても、的の中心を狙っていては50mに届かず的の足元に落ちてしまうのです)
35ポンドあれば余裕を持って50mを狙えるはずなので、明らかに35ポンド未満だろうとのことでした。
いずれにせよ、今の弓では50mをきちんと狙うことができません。
一応、畳の上端ギリギリを狙えば得点圏には当たりますが、サイトで的をきっちり狙えないので、なんとももどかしいものです。
結局はレンタルリムでポンドアップをするしかないわけで、ポンドアップの現実性というものを考えることになりました。
試しに40ポンド弓を引かせてもらったのですが、回数を多く射たなければ、どうにか射てないことはないというレベルです。フルドロー30秒キープは流石に無理で、20秒でガクガクになりました。
この分なら、34ポンド+リムボルト調節で行けるのではないかと言う結論に達したので、近いうちに再び渋谷アーチェリーに行くことになりそうです。
40ポンドを引いて驚いたのは、引き腕(右肩)の負担はそれほど変わらず、むしろ押し腕のほうが負担が激増している点です。
左腕が強いことを自負していましたが、あくまでもそれはアーチェリーなどに無縁であることを前提とした日常生活における話で、アーチェリーの世界では全然弱い方なのだということを思い知りました。
同時に、押し腕を徹底的に鍛えることで障害のある右肩に負担をかけずポンドアップを出来るのなら、やらない理由はありません。例のボディーブレードでガンガン鍛えて行きたいところです。
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